家具につかわれる木材の種類をピックアップいたしました。



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家具に使われる木の種類

家具につかわれる木材の種類をピックアップいたしました。

木が木材になるまで

木は、そのままで木材になるわけではありません。材質のことをよく知るためにも、木が木材になるまでの過程についてご説明いたします。

はじめに、木は丸太の状態で切り出されます。丸太を輪切りにした面を木口、樹心を通って年輪に対して直角に縦割りした面を柾目、年輪の接続方向に切った面を板目と呼びます。板目の木材は樹皮側を木表、樹心側を木裏といい、乾燥すると木表側に反ってきます。

こうしたくるいや割れが生じないよう、丸太は加工前に十分に乾燥させます。屋外で自然に乾燥させる天然乾燥は、半年から数年かけて徐々に環境になじませ、地域や材質により異なりますが含水率を16〜20%まで落とし、その後、人工乾燥にかけます。人工乾燥には、温風、蒸気、真空、高周波加熱などの方法があり、数週間で含水率8%〜12%くらいまで乾燥させます。乾燥させた後、板状に切り出して、家具などの材料としています。

用途に合わせた木の種類

木材の性質は、元となる木の種類によって大きく異なります。丸太の年輪をよく見ると、木の成長が活発な春にできた早材(春材)と、成長が休止する秋にできた晩材(夏、秋材)の繰り返しであることがわかります。これらの細胞の性質は広葉樹と針葉樹で異なり、板材にしたときの性質の差をつくるのです。

広葉樹は堅木(かたぎ・ハードウッド)と呼ばれ、家具で用いられるのはほとんどがこのハードウッドです。それに対して、軟木(ソフトウッド)と呼ばれる針葉樹は、耐水性や直進性に富むことから建築材料としてよく使用されますが、家具においては、イチイ材やパイン材などの一部を除いてはあまり使われることはありません。家具材料として最も需要が多いのはブナ(ビーチ)やミズナラ、ホワイトオークなどです。近年では、杉の間伐材の有効利用も注目されています。

家具に使われる木の種類

下記にて、家具につかわれる木をピックアップいたしましたので、ご覧くださいませ。

ブナ

ブナ
ブナ科。産地は日本、ヨーロッパ、北米。全体に淡黄白色で、柾目面には赤みがかった特有の斑点があります。硬く粘りがあり、弾力性に富むため、成形合板や曲げ木家具に適しています。

ミズナラ

ミズナラ
ブナ科。産地は日本、中国、朝鮮。一般にオークと分類される木材のひとつ。加工しやすいため、家具全般に広く使用されます。柾目面には帯状に虎斑杢(とらふもく)が表れるものもあります。

ホワイトオーク

ホワイトオーク
ブナ科。産地は北米、ヨーロッパ。昔からウイスキーの樽用材として知られていますが、日本では最近、ナラの代用として家具材によく使われています。木肌はナラよりも硬い雰囲気です。

イタヤカエデ

イタヤカエデ
カエデ科。国産。非常に硬く、割れにくい性質を持っています。粘り強く、傷もつきにくい性質も持っています。内装材にも使われ、鳥眼杢は珍重されます。北米材のメイプルは同種ですが、メイプルの方が白く、やや軟らかです。

ヤチダモ

ヤチダモ
モクセイ科。産地は日本、中国。アッシュにきわめて近い樹種で、材質も非常によく似ています。加工性に富み、色白で着色しやすい性質。箱物にも脚物にも広く使われる、ナラに次ぐ良材です。

このほかにも、家具に使われる木の種類は、たくさんあります。随時、アップしてまいりますのでご期待くださいませ。

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